男性にとって何も気にせず中出しセックスができれば、快楽や興奮度も上がり理想のエッチと言えるのではないでしょうか。しかし、そのリスクはかなり大きく、妊娠する可能性を考えれば容易にすることはできません。但し、きちんと安全な時期や方法を選べば、中出しセックスをしても妊娠する確率を減らすことができるのです。そこで今回は、安全日の説明から危険な行為まであらゆる避妊方法を検証していきたいと思います。ご興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
排卵日で妊娠する確率とは?
危険日である排卵期
女性が一番妊娠しやすい時期は排卵日です。排卵日には女性の体内で卵子が放出されることになります。卵子と精子が出会うことにより、女性は妊娠することになるため、排卵時期に中出しすると妊娠しやすいのは当然のことでしょう。
個人差もありますが、排卵日は生理が終わってから14日~16日後を目安にやってきます。この時期に中出しセックスをした場合、妊娠する確率は20~30%です。そのため、排卵日に中出しセックスをすれば、その一回だけで妊娠する可能性が十分にあります。
安全日は生理前
安全日とは生理が始まる前のことを指します。生理が始まる1週間前から生理になるときまでに中出しセックスをした場合、妊娠する確率はほぼ0%です。排卵日と真逆の時期であるということは、卵子は放出されていませんので、精子と結びつくこともないのです。
しかし生理前に中出しセックスをした人の中で、妊娠した人がいないのかというと、そういうわけでもありません。まずは女性が生理の時期を正しく認識しておらず、生理前のつもりであったにも関わらず、実際には排卵日に近い時期に中出しセックスしていたということもあります。
安全日のチェック方法
安全日は確実に妊娠しないわけではなく、あくまでも相対的に妊娠しにくい日ということがわかりました。そこで今度は彼女の安全日のチェックの仕方をご紹介していきます。まずは安全日を知るためには、彼女の生理周期を知る把握する必要があります。一般的には28日周期で生理が来る女性が多いのですが、人によっては23日から35日などとバラつきがあります。
産婦人科で見てもらうのが一番確実な方法ではありますが、簡単に安全日をチェックする方法として、生理日予測アプリを使って管理するのがおすすめです。日付を入力するだけで安全日がわかるだけでなく、周期で変化した体調の変化を適切な解決方法をアドバイスしてくれます。
年齢で妊娠する確率とは?
年齢を重ねるごとに妊娠する確率は低くなっていくものですので、どのくらいの違いがあるのかしっかり確認しておきましょう。
10~30代前半の女性の場合、中出しで妊娠する確率は20~30%です。健康体の女性であれば、30代前半までは特に妊娠する確率が下がるということはありません。女性が30歳を手前に結婚しなければと焦るのは、妊娠する確率が30代前半までならば維持できるからでしょう。
35~39歳の女性の場合、中出しで妊娠する確率は18%程度となっています。
10~30代女性よりも微減していますが、妊娠しにくい状態とは言えません。
近年では晩婚化が進んだことにより、30代後半でもたくさんの女性が妊娠、出産をしています。
40~44歳となると、妊娠する確率は5%にまで落ちます。個人差はありますが、基本的には40代になることで、急激に妊娠する確率が落ちるのです。
45歳以上の女性の場合、妊娠する確率は1%程度となっています。中出しセックスをしても、ほとんど妊娠することはないということになりますが、絶対に妊娠しないわけでもありません。
薬で避妊させる方法とは?
避妊薬ピルとは?
中出しで妊娠する確率を下げるとしては、女性にピルを飲んでもらうという方法があります。ピルは女性用の避妊薬で、飲むことにより99.9%の確率で避妊することができます。中出しで妊娠させないためには、ピルを飲むという方法が一番有効ですので、中出ししたい男性はこの方法を選んでください。
ただし、女性がピルを正しく飲んでいないと、妊娠する確率はぐっと上がってしまいます。また、コンドームを使ったときのような感染症を防ぐ効果はないため、リスクがまったくないわけではありません。
緊急避妊薬アフターピルとは?
セックスが終わった後に服用して避妊させる薬です。コンドームが破けてしまった、避妊しないで無防備な性交をしてしまった、レイプされてしまった時などに使用されます。早く飲めば飲むほど妊娠する確率が減りますが、吐き気や頭痛、腹痛などアフターピルを飲むと強い副作用が出ることが多いようです。
殺精子剤とは?
殺精子剤とは精子を殺す作用のある薬剤を性交の前に膣内に入れておき精子を殺す避妊方法です。錠剤やゼリー状、フィルムタイプなどがあり効果は60分程持続します。膣内の奥まで入らないと効果が薄れ、体位によっては流れだしてしまいます。
性交の度に薬剤を追加で挿入します。正しく使えば非常に避妊効果の高い方法ですが2015年に日本での販売はすべて中止されてしまいました。
リングで避妊させる方法とは?
通称、リングと呼ばれている子宮内避妊器具(IUD)と子宮内避妊システム(IUS)があります。これはどちらも子宮内に挿入する器具で98%の確率で避妊することができます。
両器具とも、月経が終わる頃に産婦人科で挿入してもらい、1~2ヶ月後にもう一度診察。その後は1年に1回正しい位置にあるか医師のチェックを受けなければいけません。一度装着すると5年くらい避妊効果が持続します。
妊娠に関係する疑問
オーガズムで確率が変わる?
女性はセックスしているときにオーガズムを感じると、妊娠する確率が上がるという研究があります。そのため、妊娠する確率を減らすために、イカせないようにするというのも一つの策です。しかし多少、確率が増減するだけの話で、オーガズムを感じなかったとしても妊娠する確率に大差はありません。
外だしは避妊しない?
外だしは避妊の効果はありません。もちろん膣の中で射精する『中出し』よりは妊娠の可能性は低いと言われていますが、外だししたからと言って避妊効果がある、とは全くもって言い切れないのです。
そもそも『外出し』といっても、射精をする前から男性器からは、精液ではなくカウパー液というものが出ています。そのカウパー液にも精子は混ざっており、膣内でカウパー液が出ている以上、精液より可能性は低くても妊娠することはあります。
洗えば大丈夫?
膣内に入ってしまった精子を洗い出すというのは不可能です。コーラで洗浄すれば大丈夫という都市伝説が流行った時もありました。おそらく精子が弱アルカリ性の性質を持つということから、コーラの炭酸が効果あるという考えだったのかとは思いますが難しいと言えます。
中出しで妊娠しない方法まとめ
どの避妊方法も100%避妊に成功するわけではありません。お互い了承のもと、ふたりにとって最善の方法をとるよう対策していきましょう。